12月休診のお知らせ
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肩コリと鍼灸2
前回は、「経絡」や「気・血」などの用語を解説のため中医用語辞典から少し抜粋してみましたが、今回はその「気・血」がなぜ滞るのかを考えてみたいと思います。
風や寒さによるもの:これからの季節は特に実感することが多くなると思いますが、外からの影響で寒さや汗をかいた後に風に当たったりすることで、「気血」の循環が悪くなり栄養が行き渡らなくなったり、寒さから体を守ることが出来なくなり、肩コリがおこる と考える。
感情によるもの:感情が伸びやかでなく、憂鬱などで喜びにかけたりすると気の流れが悪くなり時には血行不良がおこる。そのために肩コリになると考える。
血が行き渡らないもの:目を使いすぎたり、産後などにより血行不良や血が不足している場合なども、気血がスムーズに流れずに起こると考える。
水分が多いもの:昨今、水の飲みすぎは逆に体を冷やしたりむくみの原因になったりと西洋医学でも説明していただけるようになりました。体の冷えてる状態で水分過多の状態になったり、水分が体に多くたまり排出できない状態の時にも体に水分が貯まり、これが首、肩かまわりにおよぶと肩コリがおこると考えます。
これらのような状態が肩コリを引き起こすと東洋医学(中医学)では考えられています。
もちろん、この他にも姿勢が正しくない状態などでも経絡を傷つけ気血の流れを阻害しすると肩コリがおこると考えられています。
肩コリと鍼灸1
鍼灸(東洋医学)での「肩コリ」はどのように考えるのだろうか?
首から肩、肩甲骨の範囲にかけて筋肉の疲労や緊張により硬くなってしまう状態が続いてしまうことは、前述した通りですが、東洋医学(中医学)では風寒の邪が経絡に入ったり、その経絡を流れる気血が鬱滞することなどによって起こると考えています。馴染みの少ない『経絡』『気血』という単語が出てきたので、簡単に補足すると
経絡とは:人体の内外・上下を連絡させることにより、気血の運行を可能にする通路。「経」とは経路の意味で、人体を縦に走る幹線路である。また「絡」は網路の意味で、全身にくまなく分布している経の分支である。この経と絡とを総称して経絡という。(中医基本用語辞典より一部抜粋)
気血とは:気と血に分けられる。気:①人体を構成し、人体が生命を維持するための基本的物質の1つ。すなわち体内を流動する精微な栄養物質のこと。②臓腑の生理機能のこと。呼吸を主り、血の運行をコントロールする。(以下省略)血:血は脈管中を運行する赤い液体、すなわち血液のことである。〜中略〜この血は脈管中に注いで全身を運行し、全身の皮毛・経絡・筋骨・臓腑などすべての組織器官に栄養を与える。(以下省略)(中医基本用語辞典より一部抜粋)
と、なります。また、風寒につきましては後述します。(次回以降)
この気血が滞ることなくスムーズに流れていると全く問題はないのだが、前述した同じ姿勢、ストレス、運動不足などで、その流れに鬱滞が起こるといわゆる肩コリの状態が現れることになる。次は、この気血が滞る原因を東洋医学(中医学)的に見ていきたい。
開業4周年あいさつ!
いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。
皆様に支えられ、本日、平成30年9月26日は、齊藤はりきゅう整骨院とって開院4周年になります。
誠にありがとうございます。
ここ北上の地で開業し、当初は、鍼灸整骨院として保険業務も取り扱ってまいりましたが、思いのほか、保険適応疾患外の患者さまのニーズが多く、保険適応の疾患を含めた幅広い疾患に対し、より丁寧な施術を行うため、昨年より保険診療業務から自費診療へと移行してまいりました。移行後およそ1年半が経過しようとしていますが、皆様のおかげで、ようやく自費診療主体の基盤ができようとしています。
本当にありがとうございます。
開業以来皆様には、「笑顔と健康」をキーワードに、心も身体も健やかに晴れやかに、また、笑顔になっていただくよう心がけてまいりました。これから5年目に入りますが、引き続き初心を忘れず、皆様に感謝の気持ちを忘れることなく日々精進して参る所存です。
これからもよろしくお願い申し上げます。
齊藤はりきゅう整骨院 院長 齊藤 重貴
齊藤 法子
最新の東洋医学は、(NHKで放送します)
9月24日(祝月)にNHK放送で東洋医学の特集番組が放送されます。
東洋医学 ホントのチカラ〜科学で迫る 鍼灸・漢方薬・ヨガ
平成30年9月24日(月)午後7:30〜午後8:43 第1部
平成30年9月24日(月)午後9:00〜午後10:00 第2部
詳細:西洋医学では手が届かない症状への解決策として用いられてきた東洋医学。「科学的でない」「気休めに過ぎない」と揶揄されることもあったが、近年大きな変化が起こっている。脳科学や体内の化学物質分析などを駆使し、世界中の科学者たちが東洋医学を研究。続々とその効果を支持する根拠が確認され、急速に医療現場への導入が拡大している。最新研究や医療現場を徹底取材、明らかになりつつある東洋医学の神秘に迫っていく
出演者ほか:【ゲスト】渡辺えり、高橋克実、北里大学客員教授研究所 医長 伊藤剛、東京有明医療大学 教授 安野富美子、島根大学 教授 大野智、明治国際医療大学 教授 伊藤和憲、ヨガインストラクター 大滝京子、【司会】SHELLY、青井実、【リポーター】土屋晃之、青木さやか、仲里依紗、菊池亜美、【語り】新井秀和、合原朋子
上記NHK番組表から抜粋
最近では、エビデンスも少しずつ出てきている東洋医学。最新研究をテレビで放送していただけるとはありがたいことです。まだまだ認知されていない東洋医学です。ぜひこの機会に見ていただいて、西洋医学同様、東洋医学に興味を持つきっかけにしていただきたいと思います。