こんにちは。院長の齊藤です。
前回は、五行学説の 木・火・土・金・水 についてどのような特徴や性質を現しているのかを確認しました。
今回は、この五つのグループがお互いにどのような関係性があるのかをみていきます。
五行学説でのグループそれぞれの関係性は主に、
・生み出す関係の「相生」関係。
・抑制する関係の「相克」関係。
が、あります。
「相生」関係ってどんな事ですか?
ある物が別の物に対して、促進や養成など、生み出すような作用をすること。
それでは、
「相克」関係ってどんな事ですか?
ある物が別の物に対して、抑制や制約など、抑えるような作用をすること。
というように考えられています。
この相生や相克の関係は、自然界では正常な自然現象であると考えており、
また人体でも同様に、正常な生理現象と考えています。
つまり、物事の相互の間には、相生や相克の関係があり、
その関係があるが故に、自然界では生態系を維持することができ、
人体においても健康につながるものと考える事ができます。
次は、相生、相克の関係性を具体的にみてみましょう。